ちぐ、はぐ

果てしない戯言

防振双眼鏡デビューしました

いつか防振の双眼鏡が欲しいとずっと思っていた。ネットのレビューを見たり、連番する友達が持っていたりして、その時にはやっぱり必要だなと感じるものの、中々きっかけがなく手に取れずにいた。

 

ところが、Hey!Say!JUMPのSense or Love 京セラドーム初日に入って、自担が最高のビジュアルで最高のセトリで、しかもバンド曲でギター担当(これはアリーナの時からだったけど)でしんどさが止まらなくなった。今までドラムの自担しか見てきていなかったので、ギターを担当する自担がしんどすぎるし、もう防振を買わなければ自担のかっこよさに腕が震えてブレブレになってしまうとおもった。

 

ちなみに、今まで使っていたのは王道のPENTAXの8倍。アリーナクラスの会場が年に数回で、多いと年間7.8回はドーム公演に足を運んでいるので若干の物足りなさは感じるものの、不自由はしていなかった。

公式サイトの情報が少なめだけれど、リンク先の「UP 8X21(ブラック)」のやつです。

 

www.ricoh-imaging.co.jp


 

 

ということで、大阪公演から戻ってきて数日で双眼鏡を注文し、次の名古屋公演でめでたくデビューを果たすことができた。

 

わたしが選んだのは、Vixenの12倍。

 

www.vixen.co.jp

 

オタクの方々の防振双眼鏡と言えば、Canonの10倍のものがかなり有名だと思うけれど、Canonの防振は600g超えとかなり重い。250gそこそこのPentaxの双眼鏡でも後半になってくると腕がつらくなってくる腕の弱いオタクが倍以上の重さのものを何時間も持っていられるはずがない。せっかく防振を持っていても、それを持つ自分の腕力に見合った防振でなければ持っている意味がない!ということで、わたしは重量を最優先事項にして選んだ。

両者の違いで他に大きいのは、防振モードにする時にCanonはスイッチがあってそれを押している間防振モードになっている。Canonユーザーの友人はボタンを押すバンドみたいなものを作って装着していた。Vixenの方は、スイッチを入れると5分間防振モードになって自動的に切れる仕様になっている。防振モードが切れた瞬間に好きなコンビの絡みを見逃したというレビューも見かけた事はあるが、使ってみてこの仕様にそこまでの不自由さは感じていない。値段としてはCanonが去年の年末の話だけれど、およそ5万円くらいでVixenの方はそれよりも2万くらい高かった。

あとVixenとかなり迷ったのがケンコーの防振。

 

www.kenko-tokina.co.jp

 

このケンコーの防振も軽量でVixen同様にスイッチが自動で切れる仕様になっているが、倍率が10倍か14倍で、Canon10倍ユーザーの友人から12倍でも全然いいと思う!という後押しと、単純にVixenの見た目が可愛かったということもあって最終的に決めた。

 

 

まじで、本当に、防振は、いい。

 

双眼鏡を初めて使った時に、こんなの最高じゃん!ずっとソロアングルじゃん!と思っていたけれど、今までのわたしは一体何を見てきたのかというくらいめちゃくちゃきれいに見える。DVDからBlu-ray、いや4K画質になった。(4Kがどんなものかあまりよくわからないけど)髪の1本1本の動きとか、汗とか、血管まで本当によく見える…とってもいい買い物をしてしまった。

 

ドームツアー用に買ったつもりだったけれど、調子に乗って色んな会場で使って見たら本当にどこでも最高だったので、それぞれの会場での見え方のレビュー的なものをしたいと思います。

 

◎ドーム(ナゴヤ、東京、福岡)【Sence or Love・EPCOTIA ENCORE】

防振だから拡大率も上がって、視野が狭くなってしまうかなと少し不安に思っていたけれど、全く問題なかった。スタンド席の後ろの方やバルコニー、天井なども入ったが、そこからセンターステージを見て2、3人なら一緒に収まる感じ。さすがにじゃんぷちゃん9人のダンスは同時に見れないけれど、自担をひたすら追いかけたい人には本当におすすめです。あとわたしはシンプルに視力があまり良くないのに裸眼で生きている人なので、とても助かる。SorLで東京ドームの1塁側、メインステージ近くの埋もれの席に入った時に、Dash!!のギターソロで下手立ち位置の薮くんが全身ぴったり視界に収まって感動して、かっこよすぎて倒れそうになった。スタンドの比較的前の方からバクステを見た時に、薮くんが裕翔くんに耳打ちしてしゃべっているのも見えて、やぶゆとが大好きなので悶えた記憶も。同じく東京ドームのEPCOTIA ENCOREでバクステ側のスタンドの後ろの方に入った時に、簡易リフターみたいなので来たしげあきくんもまた全身きれいに収まって、これも倒れそうになった。

 

エコパアリーナ【WORLDISTA】

スタンド5列目(制作開放枠)とアリーナのEブロック(アリーナのいちばん後ろのブロック)。まだツアー自体は終わってないのであまり言うとネタバレになってしまうけれど、結論から言うと全然問題ない。リフターとかアリトロで近くに来た時は、もちろん生で見るけれど、アリーナの後ろの方からセンステを見た時に全身はさすがに収まらないかなと言う感じ。そもそもアリーナの後ろの方なので前の人の頭で視界自体が良好とは言えないから、と言う部分もあるけれど。1日2公演はさすがにかなり腕が疲れる。

 

梅田芸術劇場メインホール【ミュージカル ハル】

大阪の前の東京公演(赤坂ACTシアター)の時に、さすがに劇場では防振はちょっとと思って8倍を持って行ったのだけれど、もう8倍でも双眼鏡のブレに耐えられない、酔いそう、とすっかり防振機能なしでは生きられない体になってしまっていた。2階席上手側の3列目と、3階席下手側の最前列に入ったが、どちらも防振を持って行って大正解だった。どちらも薮くんがちょうど全身が収まるくらい。東京で8倍で見ていた時は、若干見づらい場面もあったけど(多分視力の問題)、細かい表情まで本当によく見えた。一幕でハルがお母さんに渡していた手書きのチケットに、ボクシンググローブが書いてあるところとか、二幕のトレーニングシーンでメモ帳に何か書いてあるとこ(さすがに文字まではわからなかった)まで見えた。感動だよ!(ハルを観たひとにしか伝わらないやつ)大千秋楽にも入ってきたけれど、大号泣してきたので最終的には防振の意味がないくらい肩を震わせていたというのは余談。

 

 

つまり、防振双眼鏡は万能です。もう本当にやめられない。買おうか迷ってる人は絶対に買った方がいいと思う。自担のあらゆる仕草に、表情に、めった打ちになりたい、一瞬も逃したくない人には本当におすすめです!今年10月には増税してしまうので早めの購入がおすすめです!!